特定活動(国際文化交流)は、日本で文化活動・国際交流イベント・芸術活動・教育的交流などに参加する外国人のための在留資格です。活動内容が明確で、受入れ機関の存在や経費支弁能力が確認されれば申請可能となります。

 

特定活動(国際文化交流)の概要と特徴

外国人の文化交流活動を目的とした在留資格で、文化芸術分野、国際交流イベント、教育活動を通じた交流等が対象となります。観光や就労が目的の制度とは異なります。

 

特徴:文化や国際交流を目的とした活動

活動内容は文化・芸術・教育・国際関係イベントなどに該当し、単なる観光滞在とは区別されます。

 

特徴:受入れ先や協力団体の存在が前提

学校・自治体・国際交流団体・NPO等、受入れ主体の存在が求められます。

 

特徴:報酬の有無で制度が変わることがある

報酬を伴わない文化活動が基本ですが、内容により別の在留資格が適用される場合もあります。

 

特徴:期間・活動内容は個別審査

在留期間は3ヶ月~1年が一般的で、継続性・教育的効果などにより更新が可能です。

 

対象となる外国人の範囲

特定活動(国際文化交流)は文化活動を通じて日本との交流を目指す外国人が対象で、次の例が想定されています。

 

対象者例

  • 芸術家や伝統文化継承者
  • 国際交流団体に招聘された講師・演奏者
  • 青少年交流プロジェクトの参加者
  • 大学や教育機関の国際交流プログラム参加外国人
  • 自治体の姉妹都市交流参加者

 

単なるアルバイト目的や観光目的は対象外です。

 

申請における要件と審査ポイント

国際文化交流は目的の公益性や活動内容の明確性が審査対象となります。

 

要件活動内容が文化交流に該当すること

文化・芸術・教育・自治体交流などの交流目的が明確に示されることが必要です。

 

要件受入れ主体の存在

受入れ機関が活動内容・計画・滞在支援について説明できる必要があります。

 

要件経費支弁能力

滞在費・宿泊費等の費用負担者(本人・団体等)が明確である必要があります。

 

要件滞在計画の明確性

活動期間・場所・実施内容について計画書や招へい状により説明する必要があります。

 

手続きの流れ(来日前に申請)

申請は受入れ機関が中心となり、在留資格認定証明書(COE)を取得後、ビザ申請の流れとなります。

 

1:受入れ機関と活動内容の確定

交流内容・滞在期間・経費負担者を明確にします。

 

2COE申請(日本の受入れ側)

出入国在留管理局へ申請し、審査結果を待ちます。

 

3:ビザ申請(海外在住者)

COE交付後、海外の日本公館でビザを取得します。

 

4:入国後に活動開始

入国時に在留カードが交付され、文化交流活動を開始します。

 

必要書類一覧(内容により変動)

文化・芸術・自治体交流などの内容に応じて追加書類が求められます。

 

本人提出書類

  • パスポート
  • 履歴書
  • 経費支弁能力証明書
  • 文化活動歴(芸術実績等)

 

受入れ機関書類

  • 招へい理由書
  • 活動内容説明書
  • 活動日程表
  • 受入れ機関概要資料
  • 経費支弁書(支弁する場合)

 

その他資料(該当者)

  • 公演・展示・交流イベント企画書
  • 自治体や学校の招待状
  • 関連実績資料

 

在留期間について

在留期間は活動内容と期間に応じて決定され、一般的には3ヶ月・6ヶ月・1年が付与されます。活動が継続する場合は更新可能です。

 

よくある注意点と制度上の誤解

特定活動(国際文化交流)は、自由な就労や観光を前提とした在留制度ではないため、以下の点に注意が必要です。

 

  • 観光やアルバイトを主目的とする申請は不可
  • 活動内容が不明確だと不許可
  • 経費支弁が曖昧だと不許可
  • 報酬発生時は別在留資格が適用
  • 招へい主体が存在しない場合は成立しない

 

文化活動+就労希望の場合は別制度(例:興行・教授・文化活動等)を検討します。

 

まとめ

外国人が日本で国際文化交流活動を行う場合、特定活動(国際文化交流)を利用することで、文化・芸術・教育活動を通じた交流が可能になります。活動計画・受入れ体制・経費支弁を明確にすることがスムーズな許可取得の鍵です。

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