外国人が日本でアマチュアスポーツ活動を行う場合は、特定活動(アマチュアスポーツ選手)の取得が必要です。有償のプロ契約とは異なり、活動内容の明確性と受入れ先の体制が審査の中心となります。

 

特定活動(アマチュアスポーツ選手)の概要と特徴

特定活動(アマチュアスポーツ選手)は、外国人が報酬を伴わないスポーツ活動を行う場合に付与される在留資格で、受入れ側の体制整備が求められます。

 

特徴:無報酬(プロ契約なし)

プロスポーツ契約やスポンサー報酬を前提としない活動が対象で、生活費支援は制度内で認められる場合があります。

 

特徴:受入れ機関の存在が必須

スポーツ団体・教育機関・クラブチーム等が受入れ主体となり、活動内容や支援体制を証明する必要があります。

 

特徴:在留期間は個別審査

在留期間は活動規模や期間に応じて決定され、3ヶ月~1年が付与されることが一般的です。

 

対象者となる外国人の範囲

特定活動(アマチュアスポーツ選手)は、大学・高校・スポーツ団体等の所属者や招待を受けた選手など、継続的なアマチュア活動を目的とした外国人が利用します。

 

対象者の例として、国際大会参加、クラブ合宿参加、大学スポーツ活動などが挙げられ、単なる観光目的では利用できません。

 

申請における要件と審査ポイント

申請では活動目的・受入れ体制・経費負担・契約内容などが審査され、報酬を伴う活動は不可となるため契約書類の内容確認が特に重要です。

 

要件活動内容の明確性

競技種目・活動計画・期間など、スポーツ活動の実態が明確である必要があります。

 

要件受入れ機関の実体

所属先が団体として存在し、責任を持って受け入れる体制を提示できることが求められます。

 

要件経費支弁能力

本人または受入れ団体が生活費や滞在費を負担できることを証明します。

 

要件報酬の有無

プロ契約やスポンサー報酬がある場合は対象外となり、別の在留資格を検討する必要があります。

 

手続きの流れ(来日前に在留資格を取得)

手続きは受入れ機関との調整から始まり、在留資格認定証明書の取得後にビザ申請、入国という流れで進むのが一般的です。

 

1:受入れ機関との調整

活動内容・期間・費用負担などを確定し、必要書類の準備に入ります。

 

2:在留資格認定証明書(COE)申請

受入れ機関が出入国在留管理局へ申請し、審査結果を待ちます。

 

3COE交付後ビザ申請

COEを添えて在外日本公館でビザを申請します。

 

4:入国・活動開始

入国時に在留カードが交付され、日本でのスポーツ活動が可能となります。

 

必要書類一覧(ケースにより変動)

書類は本人と受入れ機関双方が準備し、活動内容・経費支弁・団体の実体を証明することが求められます。

 

本人関係書類

  • パスポート
  • 履歴書(競技経歴含む)
  • 経費支弁能力を示す書類(本人負担時)

 

受入れ機関関係書類

  • 活動内容説明書
  • 受入れ団体概要書
  • 経費支弁書(団体負担時)
  • 宿泊先・生活支援内容の書面

 

その他

  • 大会招待状
  • 合宿日程表
  • 競技歴証明書類

 

在留期間について

在留期間は活動内容と期間に応じて決定され、更新可能な場合もありますが短期付与が多く、3ヶ月・6ヶ月・1年が一般的です。

 

よくある注意点と申請の落とし穴

制度上の誤解や契約内容の不一致、不明確な経費支弁などにより不許可となることがあり、事前の契約確認と受入れ側の書類整備が重要です。

 

よくあるトラブルは、不法就労に該当する活動、受入れ団体の実体不足、報酬の有無の誤認などであり、資格外活動許可は別途申請が必要です。

 

まとめ

外国人が日本でアマチュアスポーツ活動を行う場合は、特定活動(アマチュアスポーツ選手)を利用し、受入れ体制・活動内容・経費支弁を明確にしたうえで申請する必要があります。制度を正しく理解することでスムーズな許可取得が期待できます。

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