特定活動(特定情報処理活動)は、一定のITスキル・資格・実務能力を備えた外国人エンジニアが、日本国内で就労できるように設けられた在留資格です。高度外国籍人材の受入れを目的とした制度で、修士・学士・高度資格者・実務経験者が対象となります。
特定活動(特定情報処理活動)とは
特定活動(特定情報処理活動)は、IT分野の専門スキルを有する外国人IT技術者に対して就労を認める特定活動ビザの一つであり、日本企業の人材不足を補う目的で導入された制度です。特徴①:IT技術者向けの特定活動枠
ITスキルを有する外国人エンジニア向け制度で、AI・システム開発・ネットワーク等に従事可能です。特徴②:高度人材だけでなく実務層も対象
高度資格者に限らず、国家資格や実務経験によって対象者を広げています。特徴③:幅広いIT関連業務に従事可能
設計・開発・管理・運用など、IT関連業務を幅広くカバーします。特徴④:更新・移行が可能
活動内容に応じて在留期間更新や他の就労資格への移行が可能です。対象となる外国人の範囲
特定情報処理活動の対象者は、以下のいずれかに該当する外国人です。対象例
- 日本または海外の大学でIT分野を専攻した者
- 情報処理に関する国家資格保持者(IPA等)
- IT分野での実務経験者
- 情報処理技術に関する高度な専門能力を有する者
申請における要件と審査ポイント
この特定活動の審査では、専門性と受入れ企業の実体が重要視されます。要件① IT分野での学歴または資格
日本または他国の大学でIT系専攻を修了、または情報処理資格を保有している必要があります。要件② IT業務に従事する雇用契約
職務内容がIT開発・設計・運用など情報処理分野であることが求められます。要件③ 受入れ企業の実体性
企業の事業内容やIT部門の存在、就労環境が審査対象となります。要件④ 給与水準の適正性
給与は日本人と同等水準である必要があります。対象となる業務内容の例
この特定活動で認められやすい業務例は以下の通りです。- システム設計・開発
- アプリケーションエンジニア
- ネットワーク構築・運用
- AI/IoT/クラウド技術開発
- セキュリティエンジニア
- ITプロジェクト管理
- データ分析/データサイエンス
手続きの流れ(在留資格変更の場合)
留学ビザやその他の在留資格から変更するケースが多い制度です。1:企業内定・雇用契約
企業がIT分野で有効な業務に外国人を採用します。2:必要書類の準備
本人と企業が申請書類を準備します。3:在留資格変更申請
出入国在留管理庁へ提出し、審査結果を待ちます。4:許可後に就労開始
特定活動の在留カード交付後、就労可能となります。必要書類一覧(状況により追加あり)
申請書類は本人・企業双方で準備します。本人側書類
- パスポート
- 在留カード
- 履歴書
- 卒業証明書または資格証明書
- 就労経歴証明書(実務者)
企業側書類
- 雇用契約書
- 会社概要書
- 給与条件説明書
- 業務内容説明書
- IT部門の事業説明資料
- 決算書または財務資料
在留期間について
在留期間は次の範囲で付与されます。 在留期間例:6ヶ月/1年/3年(更新可) 更新時は就労状況・企業の継続性・業務内容が確認されます。よくある注意点と制度上の誤解
制度活用時に多い誤解や不許可例は次の通りです。- 単純労働が中心の職務は不可
- IT資格が不十分で不許可
- 企業実体が弱く不許可
- 給与水準が低く不許可
- 接客+ITなど混合業務の場合は要確認








