日本人と台湾人の国際結婚は可能ですが、日本で先に婚姻するか、台湾で先に結婚するかで必要書類と手続きが異なります。特に日本で婚姻する場合は、台湾人側の婚姻要件を証明する書類の取得と日本語翻訳の正確性が重要なポイントです。
日本人と台湾人の国際結婚の基本的な考え方
国際結婚では、婚姻の成立と在留資格(ビザ)の取得は別の手続きです。まず日本または台湾の法律に基づいて婚姻を有効に成立させ、その後、居住国で配偶者としての在留資格申請を行う必要があります。結婚しただけで自動的に相手国に住めるわけではありません。
日本で先に結婚する場合の手続きの流れ
日本で婚姻を成立させる場合、市区町村役場へ婚姻届を提出します。台湾人配偶者の書類準備に時間を要することが多いため、余裕をもって進めることが重要です。
提出先役所への事前確認
国際結婚では、自治体ごとに求められる書類や翻訳の扱いが異なる場合があります。提出予定の市区町村へ事前確認を行うことで、不受理や補正を防ぐことができます。
台湾人配偶者の書類準備
台湾人配偶者は、日本の役所が求める独身であることおよび婚姻要件を満たしていることを証明する書類を、台湾側で取得します。
日本人配偶者の書類準備
日本人側は、通常の婚姻と同様に戸籍謄本や本人確認書類などの基本書類を準備します。
婚姻届の提出
必要書類がすべて揃ったら、市区町村役場へ婚姻届を提出します。形式審査に問題がなければ、日本法上の婚姻が成立します。
日本で結婚する場合の必要書類【日本人側】
日本人側の必要書類は、日本人同士の婚姻と大きな違いはありません。
婚姻届
夫婦双方および成人証人2名の署名が必要です。記載漏れや誤記があると受理されません。
戸籍謄本
本籍地以外で婚姻届を提出する場合に必要です。最新の内容で取得しておくと安心です。
本人確認書類
運転免許証やマイナンバーカードなど、本人確認ができる書類を提示します。
日本で結婚する場合の必要書類【台湾人側】
台湾人側の書類は、取得先・認証・翻訳の有無が重要なポイントになります。
婚姻要件具備証明書(独身証明書)
台湾の戸政事務所等が発行する独身証明書を提出します。日本で使用するため、指定の認証が必要となる場合があります。
戸籍謄本(台湾)
台湾の戸籍に関する証明書(戸籍謄本等)を提出し、日本語訳を添付します。
パスポート
国籍および本人確認のための基本書類で、原本の提示が求められます。
外国語書類の日本語訳
中国語(繁体字)で作成された書類には日本語訳を添付し、翻訳者の署名を記載します。不正確な翻訳は不受理の原因となります。
※書類の認証や取得方法については、台北駐日経済文化代表処で案内されることがあります。
台湾で先に結婚する場合の手続きの流れ
台湾で先に婚姻を成立させた場合、その婚姻を日本へ届け出ることで、日本法上も有効な婚姻として扱われます。
日本の婚姻要件具備証明書の取得
台北駐日経済文化代表処または日本台湾交流協会に日本人の戸籍謄本を提出し、所定の申請書と本人確認書類を添えて申請します。内容確認後、戸籍謄本の認証または婚姻要件具備証明書が交付されます。
台湾での婚姻成立
台湾の戸政事務所で必要書類を提出し、要件を満たすと婚姻が成立します。
婚姻証明書の取得
婚姻成立後、台湾当局が発行する婚姻証明書を取得します。
日本への婚姻届提出
婚姻証明書と日本語訳を添えて、日本の市区町村へ婚姻届を提出します。
結婚後に必要となる在留資格(ビザ)
婚姻が成立しても、居住国で生活するためには在留資格の取得が必要です。
夫婦が日本で生活する場合
「日本人の配偶者等」への在留資格変更申請または認定証明書交付申請を行います。
夫婦が台湾で生活する場合
配偶者としての居留証(ARC)等を取得し、台湾の出入境管理制度に従って手続きを行います。
日本人と台湾人の国際結婚における注意点
日本人と台湾人の国際結婚では、独身証明書類の認証漏れ、翻訳文の不備、書類の有効期限切れがトラブルになりやすい傾向があります。また、婚姻手続きと在留資格手続きを混同しないことも重要です。
まとめ
日本人と台湾人の国際結婚では、結婚する国を明確にし、日台双方の制度差を理解したうえで、必要書類を正確に準備することが成功のポイントです。
不安がある場合は、国際結婚や在留資格に精通した専門家へ相談することで、手続きを円滑に進めることができます。








